引っ越しや家の建て替え、リフォームなどの際にいったん荷物を預けたり、長期間使わない物や季節ものの衣類や家電などを長期間保管するなど、いろいろと便利ながトランクルームです。
ただし、なかには思いもよらないトラブルに巻き込まれてしまったという経験をされた方もいらっしゃるようです。
トランクルームを利用した際に起こりがちなトラブルには、どのようなものがあるのでしょうか。また、それを防ぐためにはどうすれば良いのでしょうか。
ここでは、トランクルームのトラブル対策を紹介していきます。
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トランクルームの一般的なセキュリティ
ひとくちにトランクルームといっても、さまざまな形態があります。一般的なのは、ビルやマンションの共有部などに設置されている室内型タイプです。
サイズもさまざまで、ロッカータイプの物や0.5帖、1帖など、収納する物の大きさによって異なります。室内でビルにあるタイプのほとんどは、24時間セキュリティシステムが稼働していたり、空調設備が整っています。
倉庫業者の運営するトランクルームのなかでも、国土交通省から優良認定されている場合には、認定番号が記載されており、定温、定湿、防塵、防虫、防滋、常温、常湿などの認定マークの提示が義務付けられていますので、確認をしてみましょう。
また、車などで出入りすることが多い屋外のコンテナ型のトランクルームの場合には、監視カメラや施錠など、一般的なセキュリティ体制は整っているものの、季節によってはコンテナ内の温度や湿度などが変わりやすいため、デリケートな管理が必要な衣類や美術品、骨とう品などの保管には向いていません。
セキュリティ体制は、サービス会社によっても異なりますので、契約をする前にしっかり確認をしておく必要があります。
管理人在中のトランクルーム
トランクルームを借りる場合には、あらかじめ管理人在中であるか、警備員が定期的に巡回をしてセキュリティ強化されているかなども確認をしておく必要があります。
荷物を長期間にわたって保管したり、1年に何度も利用しないという場合には、管理人不在でもそれほど困らないかと思います。もし頻繁に利用したり、高額な品物を保管する、あるいは女性の場合には、機械による警備システムとともに、管理人在中のトランクルームの方が安心して利用することができます。
管理人さんの仕事は、盗難やいたずらなどを防ぐことはもちろんですが、女性がひとりで深夜に利用しなければならないという場合には、管理人さんがルームまで付き添ってくれるところもあります。
また、重たい荷物を出したいという場合にも、手伝ってもらうことができれば助かりますし、何らかのトラブルで、突然、鍵が開かなくなったという時にも、すぐに駆け付けてもらうことができます。
ご自身が保管する荷物や利用する頻度などによって、どこまでのセキュリティレベルが整っているトランクルームを利用するべきかを考えましょう。
トランクルームで実際にあったトラブル
トランクルームを利用していてよく聞かれるのは、荷物にカビが生えてしまったというトラブルです。
トランクルームを選ぶ際には、実際に現地に出向いて空調設備や室内の湿度などを確認しておく必要があります。最近は、集荷型のトランクルームも多く見られますが、その場合には契約書に書かれている内容をきちんと確認をしたり、分からないことや疑問などは契約前に解決をしておきましょう。
見学をするのは面倒という方もいらっしゃるようですが、後々のトラブルなどを避けるためにも、やはりご自身の目で確認することを怠らないことが大切です。
また、盗難や火事、いたずらなどがあった場合には、保険が適用される場合もあります。
倉庫業者の運営するトランクルームであれば、火災保険が掛けられていますので、万一の際にも保障してもらうことができますが、レンタル収納スペースや屋外トランクでは、火災保険などの義務付けがありませんので、預ける人が任意で加入しなければならない場合があります。
火災保険だけではなく、荷物の破損やキズなど、預ける荷物をどこまで保障してもらえるのかについても、あらかじめ確認をしておきましょう。
まとめ
このように、トランクルームを利用する前には、月々の使用料や広さ、立地だけで選ぶのではなく、管理人在中であるのかなど、セキュリティ体制についても考慮して選ばなければなりません。
引っ越しの一時的な荷物置き場で借りるのであれば、それほど神経質になる必要はありませんが、温度管理が必要な衣類や楽器、美術品などを預ける場合には、セキュリティだけではなく、温度管理や湿度も重要になってくるでしょう。
もちろん、すべてをトランクルームに任せっきりにするのではなく、ご自身でもトラブルを未然に防ぐために対策をする必要があります。
たとえば、ストーブやファンヒーターなどは、トランクルームに保管する前に掃除や稼働確認をしておき、埃などが被らないように梱包をしっかりしておきます。
衣類の場合には、防虫剤を入れて、コートやスーツなどはハンガーラックなどに吊るしたり、タンスや棚などを保管する場合には引き出しの中をすべて空にしておく必要があります。布団や毛布などは、防虫剤を入れて圧縮袋などに保管をしておくと良いでしょう。
このように、預ける側も少し意識を変えて注意をするだけで、トラブルの発生を防ぐことができるようになります。マナーを守って気持ち良く使えるようにしましょう。
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